今月はレースナンバーの読み方についてのお話しです。
無線機を私は「トランシーバー」と呼んでいますが、最近は「インカム」と呼ばれることが多くなってきました。
インカムは「インターコミュニケーションシステム」の略で、ヘッドセットなどを使い複数人が同時通話できる通信システムを指しますが、
どちらも小型無線機全般を指す呼び名として混在して使われています。
「インカム」と聞いたらトランシーバーのことだと理解すれば良いと思います。
2026年6月14日に開催された関東選手権で、ペナルティボックスで違う選手にペナルティを与えるという失敗がおきました。
HRからペナルティボックスTOへタイムペナルティ選手のレースナンバーを無線で連絡しました。
そのレースナンバーを「107」と「117」を聞き間違えてしまいました。
HRからペナルティボックスTOに無線でレースナンバーを伝えるときの方法に問題があったと私は思いました。
TTrA審判講習会の資料には数字の読み方は「じゅう、ひゃく、せんなどは省く」と書かれています。
今回の場合「ひゃくなな」「ひゃくじゅうなな」と伝えた為聞き間違ったと予想します。
大会会場ではMCの放送や応援者の声も多く、無線の聞きづらさもあります。
今回は「いちぜろなな」「いちいちなな」と伝えれば間違いは防げたと思います。
たとえば「246」を「にひゃくよんじゅうろく」というよりは「によんろく」の方が文字数が少なく、時間的にも短くて明瞭に伝わります。
これは無線で無く直接会話でも同様です。
皆さんがTOとしてレースナンバーを伝えるときは「じゅう、ひゃく、せん」などは省いて伝えるよう心掛けましょう。
TTrA技術審判委員会 長嶋政光