先月に引き続き大阪府トライアスロン協会の岸智子さん主催の実例研究会テーマを共有いたします。


ラン競技中にカツラを被って競技してもよいですか?との問い合わせがあった事例です。

この判断は私でも大変迷う内容です。


JTU競技規則39条2で仮装してはならないとなっています。

ただし大会規定で仮装を認めている場合は仮装することができます。

栃木県では仮装可否を規定している大会はありません。

・あなたが大会のTDだったら、どう返信する?

・HRだったら、現場でどう判断する?

・いちTOで選手から質問されたら、どうする?

選手としては大会を盛り上げる意図であり、このヅラが危険か、レースに優位に働くかなどを

 

考えると認めるというのも一つの判断です。


JTU
競技規則79条では競技に直接必要でないものはトランジションエリアに持ち込めません。

私個人としては、このヅラが競技に必要な物とは思えません。

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5ではマーキングは禁止されています。今回のヅラを自分のトランジッションエリアに

置いておくことはマーキングとも考えられます。

そんな固いことは言うなとのご意見もあると思われますが、私はレースによって判断が変わります。



エイジグループといえども大阪城大会の様に国際レースとの併催では海外からのエリート選手も来日されています。

国際大会や国スポ、インカレなど格式の高いレースではエイジグループといえども私は認めたくありません。

地域おこしのローカル大会では安全性が確保できれば許可しようと考えます。

いずれにしてもTDHR・大会本部などで協議しての判断となるでしょう。

一人で判断しないことが大切と思います。



TTrA
競技審判委員会 長嶋政光

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大阪城大会_実例研究会①.pdf
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