今月はペナルティボックスの話です。
栃木県那須塩原市では1998年から学生関東選手権(カンカレ)が開催されており、TTrAではTDとTOで協力しています。
東日本大震災で宮城県七ヶ浜が津波被害で学生東北選手権が開催できなくなり、那須塩原大会で学生東北選手権もカンカレと同時開催となりました。
その後、学生北海道選手権も同時開催となり、現在の東日本インカレとなっています。
この大会はインカレの予選でもあり、ドラフティング禁止レースとなっています。
タイムペナルティはランのペナルティボックスで運用されています。
下記はペナルティの文字コードです。
D:降車ライン違反
E:用具の収納違反
S:スイムでの違反
L:投棄場所違反
M:乗車ライン違反
V:その他の違反
B:バイクでの違反
R:ランでの違反
東日本インカレのドラフティングはランのペナルティボックスで科していますが、ドラフティングの文字コードがWT競技規則では規定されていません。
ドラフティングなのでDを使うと降車ラインDismount違反となってしまいます。
選手権大会はほとんどがドラフティング許可レースなので、ペナルティを科す必要がありません。
WT競技規則ではドラフティングはバイクペナルティボックスで消化となっています。
しかしエイジ大会でバイクペナルティボックスを設置していない大会が多く、学生連合の大会もバイクペナルティボックスはありません。
ドラフティングペナルティを科す時の文字コードないので、カタカナで「ドラ」と記入しています。
バイクでの違反は「B」ですが、通常の違反は15秒、ドラフティングは60秒なので混同防止で「B」ではなく「ドラ」としています。
これが正解かは私も定かではありませんが、解りやすい方が良いと考えています。
どこかの大会でドラフティングペナルティをランのペナルティボックスでで科している大会があれば勉強したいと思います。
TTrA競技審判委員会 長嶋政光